ショート

クモの糸


 

 亜太郎は銭湯の番台のような席に向かって正座させられていた。両脇から亜太郎の腕をきつく掴んでいるのは大きな赤い顔に赤い胸、赤い腕の鬼だ。

ショート

オードリー


 

 あれは高度経済成長が始まった頃の昭和。僕は赤坂のとあるホテルのボーイだった。
 そこへ有名な外国女優がお忍びで来たことがあった。運良く ...

ショート

ロケット


 

「ディーン少尉、いよいよロケット打ち上げだな」
 このところ、ディーン少尉は会うたびに、見知らぬ相手からもそう言われて肩を抱かれたり、握 ...

ショート

一人暮らしの窓


 

 俺は、毎朝、よくすれ違う女に興味を持った。
 恥ずかしい言葉で言うと一目惚れってやつだ。

 女はスーツにスカートという格好 ...

短編小説,中編小説

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 このお伽噺はあなたのタイムラインの実話かもしれない

 

 

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